クラッチ

三大特性:走る、曲がる、止まる

クラッチとは?

軸と軸を接続し、エンジンの回転を伝達する継手の一種で、駆動中に回転を断続できるもの。

クラッチの必要性

1、始動時

トランスミッションへの動力を保つ

エンジンを始動するときにエンジンにかかる負荷を断つ

2、変速時

トランスミッションのギヤを帰るとき

3、発進時

動力を徐々につたえる

急発進、エンスト防止

4、停止時

ブレーキをかけて車を停止または減速するときにタイヤへの駆動力とエンジン回転を切り回す

スパナー、メガネレンチー、ソケットレンチー、モンキレンチ、プライヤ、ドライバ、ハンマ、プラスティックハンマ

クラッチ本体の構成部品 → フライホイール、クラッチ・ディスク、プレッシャ・プレート、リトラクティング・スプリング、プレシャ・プレート、ピポット・リング、ダイヤフラム・スプリング、クラッチ・カバー

ダンパ・スプリング → 回転方向の衝撃を緩和する。伝わる回転トルクによって吸収するスプリングの本数がわかる。

クラッチディスクに求められる性能

摩耗係数

クラッチディスクの摩耗係数が高すぎると、クラッチディスクがフライホイールに少し触れるだけでクラッチが急に繋がったりと、半クラッチのコントロールが難しくなります。そのためクラッチディスクには、車両(エンジンの出力)に適した摩擦係数が求められる。

耐熱性

動力を繰り返し伝達、切断するため、摩擦面が耐熱性に優れていることに加えて、温度変化による摩擦係数の変化が小さいことが必要とされます。

耐久性

「摩擦係数を調整する」「耐熱性をあげる」、これらと同時に耐久性、耐摩耗性が高いことが求められます。

フライホイール、プレッシャプレートとともに限度以上の歪みだとクラッチの切れ不良になる。

トランスミッションの操作は、コラム・シフト式、フロア・シフト式

マニュアル・トラスミッション

長所:燃費が良い、故障した場合に修理費が安い、新車購入時には安い、事故を起こしにくい

短所:渋滞時の操作が面倒、車両購入時に選択範囲が狭る、発進時にエンストするかもしれない(特に坂道)

アウトプット・シャフトを1回転させるために必要なインプット・シャフトの回転数を確認する。

ロッキング・ボールによるギヤ抜け防止機構

動力伝達順序

インプットシャフト → メーンドライブギヤ → カウンタギヤ → カウンタシャフト → カウンタファーストギヤ → ファーストギヤ → ハブスリーブ1−2 → クラッチハブ1−2 → アウトプットシャフト

フィイナル・ギヤの種類は、スパイラル・ベベル・ギヤとハイポイド・ギヤ

電気装置

一般にガソリン・エンジンの電気装置には、バッテリを電源とし、エンジンを回転させる始動装置、電気負荷に電気を供給したりバッテリを充電するための充電装置、燃焼室内の混合気を燃焼させるための点火装置などがある。

これらの電気装置には、より正確な作動及び性能向上を図るために、半導体素子などを応用した回路が用いられている。

ここでは、バッテリとエンジンの電気装置のほか、半導体の基礎知識について説明する。

概要

半導体とは、電気を通しやすい「導体」と電気を通さない「絶縁体」の中間に位置し、一般に次尿な性質を持っている。

温度、光、音、圧力などの変化に対応して、電気抵抗値が増減する特性を持っている。

少量の他の原子を含むと、電気抵抗が変化したり、電流を流すと発光するというような現象を示す。

半導体には、シリン今夜ゲルマニウムなどのような本性半導体及びこれらに他のげんしをごく少量加えた不純物半導体がある。

なお、これらは、後述するダイオードやトランジスタに応用され、各種センサなどに用いられている。

P型半導体及びN型半導体

物質中を電流が流れるということは、物質を構成する原子の持っている電子が物質中を移動する現象のことである。銅や鉄のような金属は、自由に動き回り安い自由電子が多数あるので電気を通しやすく、ガラスのような絶縁物は、このような自由電子がないため電気を通さないという性質がある。

半導体は、この両者の中間にあって、外部から光、熱、電圧などのエネルギが電子に与えられると、このエネルギを受けた電子が、自由電子になって電気を通しやすくするという性質を持っている。

また、この自由電子が生まれるということは、図のシリコンの原子を例に説明すると、今まで電気的に中和されて中性であった原子から、マイナスの電荷を持った電子が抜け出すため、原子全体としては、プラスの電気の方が相対的に強くなったことになる。そこで、この電子の飛び出した空席がプラスの電気を持っていると考えて、この空席を正孔とよび、自由電子と同様に電気を運ぶ作用をする。すなわち、この物質に電圧が加えられていると、電子が抜けた正孔へ隣の原子の電子が容易に移動できるので、隣の電子が正孔へ入り込み、その後に、また隣の原子の電子が入り込むと言うように、次々と隣へ移って電子が正孔を通じて移動する。

この時の正孔の働きは、図のように電子の働きとは反対の方に移動していくことになり、電子の移動、すなわち、電気の伝導に寄与していることになる。

このように、半導体では、自由電子の他に正孔も電気を運ぶという役目を持っているが、純粋なシリコンなどの真性半導体は、通常の状態では自由電子や正孔はあまり多くない。そこで、用途に応じてシリコンより電子を多く持っていたり、少なく持っている物質をごく少量加えて、自由電子や正孔を意識的に多く作り、特性を変えた不純物半導体を作り出し、これらを組み合わせて接合して、整流作用や増幅作用のある素子として利用している。

電子が不足した状態、すなわち、正孔が多くあるように作られた不純物半導体をP型半導体と言い、正孔によって電気伝導が行われて電子が余った状態、すなわち、自由電子が多くあるように作られた不純物半導体をN型半導体と言い、いずれも、自由電子によって電気伝導が行われる。

ダイオード

ダイオード、図のような電気用図記号で表示され、図のようにP型半導体とN型半導体を接合したもので、P側がプラスに、N側がマイナスになるように外部から電圧を加えることを順方向と言い、この状態で図のようにある一定以上の電圧を加えると、半導体内を電流はよく流れ、逆にP側がマイナスに、N側がプラスになるように電圧を加えることを逆方向という。この場合には、電流が流れにくいという特性を持っているため、この特性を利用して、交流を直流に変化する整流回路などに使われている。

ジェナ・ダイオード

ジェナ・ダイオードは、図のような電気用図記号で表示され、一般にP型半導体とN型半導体接合したものが使用されており、その特性は、図のように順方向ではダイオードと同じであるが、逆方向に電圧を加えた場合に、比較的低い電圧で急激に電流が流れ出し(この電流が流れるときの電圧をシェナ電圧という)シェナ・ダイオードの端子間の電圧はそれ以上にならない。この特性を利用して、定電圧回路や電圧検出回路に使われている。

発行ダイオード

発光ダイオードは、図のような電気用図記号で表示され、P型半導体とN型半導体を接合したものに、順方向の電圧を加えて電流を流すと発光するものである。これはインジケータ・ランプに用いられたり、電気進行を光信号に交換する場合などに使われている。

発光色には、赤、緑、オレンジなどが存在していたが、近年、青色ダイオードが実用化されたことにより、赤、青、緑の光のさ三原色が揃った。これらの色の組み合わせで白を含む様々色の光を作ることが可能となったため、今日では様々な用途に用いられている。

フォト・ダイオード

フォト・ダイオードは、図のような電気用図記号で表示され、P型半導体とN型半導体を接合したものに、逆方向に一定電圧を加えておき、両半導体の接合部に光を当てると電流が流れるもので、この電流の大きさはフォト・ダイオードにあたる光量に比例するので、光信号から電気信号への変換などに使われている。

トランジスタ

トランジスタは、図のような電気用図記号で表示され、図のようにN型半導体をP型半導体で挟んだ構造、あるいは、図のようにP型半導体をN型半導体で挟んだ構造になっており、図1をPNP型トランジスタ、図2をNPN型トランジスタと呼んでいる。

トランジスタの三つの部分にはそれぞれ引き出し線があり、中央の部分をベース、片側の部分をエミッタ、もう一方の部分をコレクタと呼んでいる。

いずれの場合にも、エミッタからベース、あるいは、ベースからエミッタへ流れる僅かなベース電流を制御することによって、エミッタからコレクタ、あるいは、コレクタからエミッタへと流れると大きなコレクタ電流を制御することができる。

トランジスタは、このような特性を利用して、小さな信号を大きな信号に増幅する増幅回路、また、その応用として一定の周期
で同じ信号を繰り返し発生する発振回路や、小さな信号の「ある」、「なし」で大きな電流を断続するスイッチング回路などに使用されている。

フォト・トランジスタ

フォト・トランジスタは、図のような電気用図記号で表示され、作動原理はフォト・ダイオードの光の強さに対する出力(電流の変化)は非常に小さいので、この出力をトランジスタによって増幅して出すようにしたものである。

サーミスタ

サーミスタは、金属などと異なり、抵抗値が温度変化に対して大きく変化する半導体の特性を利用した素子で、図のように温度の上昇とともに、抵抗値が減少する負の特性を持った府特性サーミスタが一般に用いられているが、逆に、温度の上昇とともに、抵抗値が増加する正の特性を持った正特性サーミスタもある。このように温度に対して敏感に反応する性質を利用し、回路の温度補償や温度測定用の素子に使用されている。

バッテリ

自動車用には鉛蓄電池が用いられ、エンジン停止時などの充電装置が動いていない時に各電気装置に電気を供給し、運転中にはオルタネータから充電され、オルタネータとともに電源として用いられている。

また、バッテリは、構造上、駅の補充は欠かせないものとなっていたが、近年、極板の活物質の改良と格子の材質及び形状の変更にて、水素ガスの発生を抑えることにより、補水期間を大幅に延長したカルシウム・バッテリが主流となっている。

構造

バッテリは、図のように正極版、負極版、セパレータなどを交互に組み合わせた極板群と、電解液及びこれらを収納する電溝、蓋などから構成されている。

バッテリ(ここでは鉛蓄)は、自動車のエンジン始動時や電流表皮が大きい場合に電源として用いられ、エンジンで駆動される充電装置により充電される。そのほかのバッテリとして、ハイブリッド車や電気自動車の普及に伴いニッケル水素バッテリやリチウムイオン・バッテリなどが使用されている。

鉛蓄電池 → 自動左表バッテリは主として充電して繰り返し使える鉛蓄電池が使われる(12V、24V、36V)

一次電池(使い切れ電池) → マンガン乾電池、アルカリ乾電池、アルカリボタン電池など

二次電池(充電可能な蓄電池) → 鉛蓄電池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウムバッテリー、リチウムイオンバッテリなど

鉛蓄電池の構造 → 正負極板を一対としたセルを複数、組み合わせてケースに収めている。

極板

鉛アンチモン製グリッド

鉛カルシウム製グリッド

酸化鉛 + 希硫酸のベースを充填

充電すると陽極 → 二酸化鉛(茶色) 陰極 → 海綿状鉛

重要

1セルあたりの電圧は完全充電であれば約 2V

1セル内の極板の枚数や極板の大きさに関係なくやく 2V

注:極板の枚数を増やしたり、極板を大きくすれば電圧は変わらないが容量が大きくなる。

格子(グリッド)

グリッドの隙間に希硫酸で練った。酸化鉛ペーストを充填して極版を作る

セルの構造で正、負極板は学んだが、この二つが接触してしまうと短絡になり電気エネルギーがなくなってしまう。

絶縁体でありながら電解液をよく通す(化学反応を促進するため)構造になっている。

材質は多孔性のガラス繊維、合成樹脂、エボナイトなど

陽極版は振動に弱く脱落しやすいので、両面をガラス・マットで保護している。

電解液、ターミナル、液口栓

電解液は希硫酸、無色、透明精製水と硫酸を混合完全充電では比重1.28

ターミナルのうちテーパ形状のものは逆接続を防止するためプラス端子とマイナス端子では寸法が異なる。

液口栓はバッテリ液を注入する、バッテリから発生するガスと希硫酸を分離する、ガスは排出孔から放出、酸霧は集めて電解液に戻す。

電解液 = 精製水 + 硫酸 = 希硫酸

ケースの中で極板が浸かるぐらいの量入っている

注:ケースに量を見る目安のLEVEL線がる

両極板 + 電解液 で 化学反応 → 電気エネルギー発生

ターミナル

電圧取り出し口 → 車両側の記録線がつくところ

プラス端子とマイナス端子で大きさが異なる → 配線の逆接続の防止

液口栓 → ケースの上部についているもので、バッテリえきを補充するぐちで、フィルタになってガスのみを外部に放出する。

メンテナンス・フリー・バッテリ

MFバッテリとも呼ばれ、極板のグリッドが鉛アンチモンから鉛カルシウム合金製になっている。

特徴 → バッテリ液が減りにくい(補水時間の延長)、自己放電が少ない

液口栓がケースと段差がなくフラットなものが多く、充電チェックのインジケータを装備しているものもある。

電解液は使用過程で少しずつ減少していくが、これは液口栓の説明にあるように電解液の硫酸分はケース内にとどまり水分がガスと共に外部に出ていくことによるもの。

したがって、メンテナンスで補水が必要になる。補水は電解液ではなく、水のみの補給で蒸留水を使用する。水道水などを使用すると不純物の作用によりバッテリの寿命を早めることにもなりかねない。

補水用の蒸留水はメンテナンス用としてバッテリ液、バッテリ補水液などとして比較的入手は容易である。

形式表示 → 氏同様鉛蓄電池

56D23L

性能ランク、低温時始動性:コールド・クランク・アンペア、容量の目安:リザーブ・キャパシティ

幅 x 箱高さの区分

長さ寸法の概数

端子の位置

ホイール・アライメント

ホイール・アライメントとは、ホイールの整列具合という。ホイールには、直進性、旋回性、復原力などの性能が要求される。

前後輪の相互関係、ホイールの位置が狂うと、ハンドルがとられたりタイヤが偏摩耗(偏った摩耗)して、走行性能に悪影響を与える。

フロント・ホイール・アライメント → キャンバ、キャスタ、キング・ピン傾角、トー(トーイン又はトーアウト)、左右の切角

役目:ハンドルを直進方向に安定させる、旋回性能を向上させる、ハンドルに復原力を与える、ハンドルに操舵力を軽減する、タイヤの偏摩耗を防止する。

リヤ・ホイール・アライメント → キャンパ、トーイン

キャンバ → 旋回性能を向上する

トーイン → ハンドルを直進方向に安定させる。

キャンバ → フロント・ホイール中心面と路面に対する鉛直線のなす角度をキャンバという。キャンバは、プラス、マイナス1度ぐらいに設定されている。

目的:車軸懸架式の場合、下開き防止、プラス・キャンバとすることにより、路面の状態により車高が下がるバウンド時に受ける荷重をした開き状態で支えることのないようにしている。走行中、タイヤと路面が直角の状態で、タイヤの力を確実に伝えること。ロードホールティングを確保すること。

旋回時、車軸懸架式はキャンバ変化はほとんどない。

旋回時、独立懸架式は外側車輪のキャンバはプラス側に大きくなり、タイヤの力を確実に路面に伝えることができなくなる。つまり、ロード・ホールティングの確保ができない。

マイナス・キャンバの場合、旋回時には旋回外側のタイヤのキャンバが変化し、タイヤの力を確実に路面に伝えることができる。

キャスタ、キング・ピン軸は後方に傾けて取り付けられている。この角度をキャスタといい、1〜7度ぐらいである。

キング・ピンの中心線が路面と交わる点とタイヤ接地面の中心点までの距離をキャスタ・トレールという。

キャスタの作用 → 自動車自身の荷重によってタイヤには元の水平状態に戻ろうとする復原力が生じる → 直進性が保たれる。

キャスタ・トレールの作用 → タイヤを不安定にしようとする力をタイヤを後ろに引く力が押さえることで直進性が保たれ、キャスタ・トレールを大きくすると直進性がより強くなる。

キング・ピン傾角(KPI)

キング・ピンの中心線と鉛直線のなす角度をキング・ピン傾角というが、その角度は、6〜15度ぐらいである。

独立懸架式ではキング・ピンを使用していない。KPI(キング・ピン軸角)ではなく、SAIが用いられ、理論上の角度で存在するキング・ピンをいう。

ウィッシュボーン式、ボール・ジョイントの中心を結ぶ直線と鉛直線によって作られる角度。

ストラット式、ショック・アブソーバ上部のマウンティング・ブロック中心と下部のボール・ジョイントを結ぶ直線と鉛直線によって作られる角度。

操舵力の軽減及び制動ときの車両安定性。O−Mをキング・ピン・オフセットという。(キング・ピン・オフセット) = スクラブ半径

操舵力の軽減お良い制動時の車両安定性、オフセットが大きいと、接地部に後ろ向きに引っ張る力は同じでも首振りの力は大きくなる。

キング・ピンを傾けるほどキング・ピンオフセットは小さくなり操舵力の軽減及び制動時の車両安全性を確保できる。

ハンドルを切ると、キング・ピン傾角があるため、スピンドルの位置が下がる。その分だけ車体が持ち上げられる。

ハンドルから手を離すと自動車自身の荷重により直進状態に戻ろうとする。これが復原力となる。

衝撃の緩和、キング・ピン・オフセットが大きいとタイヤからの衝撃が大きい。

キング・ピン傾角をつけることによってオフセットが小さくなり、路面からの衝撃を緩和できる。

トー(つま先)、従来はプラス・キャンバのため、ホイールの前側が外側に広がろうとするのを防ぐ目的でトーインにした。

マイナス・キャンバのものは直進安定性の確保が、主たる目的。

スタスト角、自動車が直進する場合に直進方向を決定する要因は、前後左右輪のトーである。特に、後輪トーは直進には重要で、後輪にねじれやアライメントが変化が生じて、後輪トーに不具合が発生すると直進性が保てなくなり操縦性が安定しない。測定は、4輪ホイール・アライメント・テスタで行う。

セット・バック

進行方向に対して、前・後方向にずれる角度をセット・バック角という。

セット・バックとは、前輪車軸と後輪車軸の平行度のことをいう。

左右のホイールの切れ角(ターニングラジアス)、旋回内側のホイールは旋回半径が小さいので切角は大きく、外側ホイールの切角は小さい。

整備 → 点検測定時の注意事項

1、タイヤの空気圧は規定値。サスペンションにガタがないこと。

2、平坦な場所で測定する。

3、ホイールを直進方向に向ける。

4、ターニング・ラジアス・ゲージのターン・テーブルの中心とタイヤ接地面の中心が一致すること。

5、パーキング・ブレーキを掛け特殊工具でフート・ブレーキを効かせる。

6、サスペンションを落ち着かせる。

7、車両を水平状態にする。

トーの測定・調整

トーイン・ゲージを使用

1、フロント・ホイールは直進状態。

2、測定部の高さをフロント・ホイール中心の高さにする。

3、左右のタイヤ後ろ側トレッドにゲージの高さの位置に測定マークをつける。

4、マイクロメータの目盛りをゼロにする。左右の指針を測定マークに合わせる。

5、タイヤの後ろ側の測定マークをトーイン・ゲージの高さに合う位置にするため、車を静かに前進させる。測定マークに一方の指針を合わせ、マイクロメータでタイヤの後ろ側の測定マーク王片方の指針を合わせ、マイクロメータで読み取る。

ブレーキ装置 → 摩擦力を利用して制動する。摩擦ブレーキが使用される。

フート・ブレーキ → 油圧式ブレーキ → ドラム式ブレーキ、ディスク式ブレーキ

ブレーキ・ペダル

ストップ・ランプ・スイッチ → ストップ・ランプを点灯させる

ブレーキの遊び → ブレーキが引きずりを起こさないために必要

マスタ・シリンダ → タンデム・マスタ・シリンダは独立した二系統を持ち、一方の系統に故障が生じた場合でも残る一方の系統によりブレーキ作用を行わせる。

リヤ系統 → プライマリ系統

フロント系統 → セカンダリ系統

正常時(ブレーキ・ペダルを踏み込んだ場合) → 前進する、液圧が発生してセカンダリ・ピストンを押す、ブレーキが作動する、液圧が発生する、ブレーキが作動する。

ブレーキ・ペダルを踏むと、プライマリ・ピストンが図の左側に前進して、ピストン・カップがリターン・ポートの位置より図の左に前進する。プライマリ・ピストンとセカンダリ・ピストンにより作られる空間にプライマリ側の液圧が発生する。リヤ・ブレーキ系統のブレーキを作動させるとともに、この液圧でセカンダリ・ピストンを押す。液圧によって押されたセカンダリ・ピストンは、セカンダリ・ピストンにより作られるマスタ・シリンダ前部の空間にセカンダリがわの液圧を発生させ、フロント・ブレーキ系統のブレーキを作動させる。

正常時(ブレーキ・ペダルを離した場合) → リターンスプリングおよび液圧によって戻る、液圧が低下する、リザーブ・タンク内のオイルが吸い込まれる、ブレーキ・バイブ内のブレーキ液はマスタ・シリンダへリターンする。

後輪のブレーキ系統に液漏れが発生した場合、プライマリ・ピストンの先端が直接セカンダリ・ピストンを押し、フロント・ブレーキ系統だけでブレーキを作動する。前輪のブレーキ(セカンダリ系統)に液漏れが発生した場合、B室に油圧が発生するのでリヤ・ブレーキ系統(プライマリ系統)だけのブレーキが作動する。踏み代が増加(ブレーキ・ペダルが深くなる)

ブレーキ・パイプおよびブレーキ・ホース、ブレーキ・ホースはゴム・ホースを使用。

内面ゴム層の周りに繊維を用いた二重の補強層で覆った構造。

ブレーキ・パイプを2系統(前輪用と後輪用の系統別に分けてある)にした配管が使用されている。

2系統の安全装置、自動車には、ブレーキ装置など他にも2系統が使用されている。

今回は、2系統になっているタンデム・マスタ・シリンダ、ブレーキ・パイプを2系統にした前後配管やX線型配管を学んだ。

2系統にしてけば、片方が破損してもう一方が生かされているのでブレーキが不能になることはない。

ブレーキ本体

a)ドラム・ブレーキ、シュー、ホイール・シリンダの取り付け方式の違いで制動作用が異なる。

種類:ツー・リーディング・シュー式、リー・ディング・トレーリング・シュー式(アジャスタ型)、リーティング・トレーリング・シュー式(アンカ型)、デュアル・ツー・リーディング・シュー式

リーディング・トレーリング・シュー式 → ピストン2個設けたホイール・シリンダ を1個使用。

前進、後退時ともほぼ等しい制動力が得られる。

ブレーキ・シューA、ドラムとの摩擦によって外側に広げられようとする力を受けドラムに食い込む。ブレーキ・シューB、外側に広がる力が弱められる。

リーティング・シュー → 自己倍力作用を受ける側、シューがドラムに食い込もうとして制動力が増大する。

トレーリング・シュー ー 自己倍力作用を受けない側

自己倍力作用を受けるシューは、前進時と後退時で変わる。

リーディング・トレーリング・シュー式の種類、シュー固定方法、アンカ・ピン型、主にトラックやバス、アンカ・フローティグ型、主に乗用車のリヤ、アジャスタ型、乗用車のリヤ型

ツー・リーディング・シュー式、シュー・アジャスタを儲けた2個のホイール・シリンダを用いて各ホイール・シリンダにはピストン1個内蔵している。トラックのフロント側に用いられている。

前進時には、両方のシューがリーディング・シュー隣強力な制動力が得られる。

後退時には、両方のシューがトレーリング・シューとなり制動力は弱められる。

デュアル・ツー・リーディング・シュー式、前進、後退時共にリーディング・シューとして作用する。中、大型トラックのリヤ側に用いられている。

デュオサーボ式、前進、後退時共にリーディング・シューとして作用し、強力な制動力が得られる。小型トラックのリヤ側に用いられている。

ブレーキ・シュー及びブレーキ・ライニング

シューの材質は、T型の鋼板または鋳鉄。ライニングの取り付け方法は接着剤で接着。またはリベット止めしてある。ライニングは非アスベスト繊維に充填剤として摩耗、磨耗剤を加え、結合材で固めたものを用いる。

ドラムは鋳鉄製

ホイール・シリンダ、2ピストン型、リーディグ・グレトーリング式、デュアル・ツーリーディング・シュー式、デュオサーボ式

単ピストン型、ツーリーディング・シュー式

自動調整装置(オート・アジャスタ)、パーキング・ブレーキを作動させて調整するタイプ。

ブレーキの踏み代とは、負圧を無くした状態でブレーキペダルに軽く足を乗せ、遊びなくしそのままエンジンをかけ、ブレーキペダルを一杯まで踏み込み、そのペダルの動いた範囲をいう。「ブレーキの踏み残り代」とは、エンジンをかけて、ブレーキブレーキペダルをいっぱいまで踏み込んだ状態で、ペダルからフロアまでの距離をいう。

ディスク・ブレーキ

構成:キャリバ、パッド、ディスク

特長:放熱性に優れている。

種類:浮動型キャリパ → 片方だけにピストンがある。固定型キャリバ → 両方にピストンがある

浮動型キャリパの作動、シリンダに液圧が作用する、ピストンがAの方向に動く、右側のバッドがディスクに圧着する、その力の反力で液圧によりキャリバがB方向にスライドする、左側のパッドもディスクに圧着する。

ブレーキ・パッドの基材 → 金属、ガラス、非アスベスト繊維、充填剤を加え、結合剤で固めたもの。

パッドの摩耗限度が近づくと運転者に交換時期を知らせるために、キーキー音を出すウェア・インジゲータが設けらている。

摩耗センサ → 摩耗センサにより、パッドの使用限度が近づくと運転席の警告灯で交換時期を知らせる。

ブレーキ・ディスク → 制動時に摩擦熱が放散しやすいように中空になっている。

キャリパ → 鋳鉄製

シリンダおよびピストン

ブーツ → シリンダとピストンとの間いに水分や異物が侵入するのを防ぐ。

ピストン・シール → 油圧の保持

ブーツが壊れるとピストンがすぐに錆び付く。

作動時、ピストンはシールを変形させながらパッドに圧力を加える。

解消時 → 油圧が作用しなくなると、シールが元の形状に戻り、ピストンはシールは変形した分だけ引き戻されてディスクとパッドとの間に一定の隙間が保たれる。

シールの変形した分だけピストンを引き戻し、隙間が一定に保たれる。シールの変形量が規定値を超えた場合でも規定の変形分だけがピストンが引き戻れされ、ディスクとパッドとの間の隙間が一定に保たれる。

ブレーキ液(非鉱物系)、ポリグリコールなどにグリコール・エーテル類(粘度調整用溶剤)や酸化防止及び金属腐食防止のための添加剤が加えられている。

グリコール・エーテル類は、水分を吸収しやすい。

ブレーキ液に含まれる水分が増やすと沸点が下がる。

速行距離が増やすに連れて水分も増加する。

安全装置

液面警告装置、液面が低下するにつれてフロートが下がり、マグネットがリード・スイッチに近づき、磁界が強くなると、接点が閉じて運転席のランプを点灯させて液面の低下を知らせる。

アンチロック装置

制動時、前輪がロックすると、操舵が効かない。

制動時、後輪がロックすると、尻振りを起こす。

アンチロック装置の種類、Pバルブ、LSPV、Gバルブ、ABS

プロプーショニング・バルブ(Pバルブ)、制動時、後輪が前輪より先にロックすることを防止する装置。

真空式制御倍力装置(マスタ・バック)は、負圧と大気圧との圧力差を利用してブレーキ・ペダルのとう力を軽減する装置である。

鋳鉄

1、鋳鉄は、鋼に比べて炭素の含有量が多く、耐摩耗性に優れています。しかし、一般に衝撃に弱いという特性があります。

2、鋳鉄は普通鋳鉄と特殊鋳鉄に分類され、徳州鋳鉄はさらに球状黒鉛鋳鉄と合金鋳鉄に区分されます。

普通鋳鉄は破断面がねずみいろで、フライホイールやブレーキ・ドラムに使用されています。

球状黒鉛鋳鉄は、普通鋳鉄に含まれる黒鉛を球状化するためにマグネシウムなどの金属を加えて強度や耐摩耗性を向上させたものです。クランクシャフトなどに使用されています。

合金鋳鉄は、普通鋳鉄にクロム、モリブデン、ニッケルなどの金属を1種類または数種類加えて強度や耐摩耗性を向上させたものです。シリンダ・ライナやカムシャフトに使用されています。

炭素鋼

鋼には炭素鋼と合金鋼があります。

炭素鋼は軟鋼と硬鋼に大別されます。

1、スキッシュ・エリアとは、シリンダヘッド 底面とピストン頂面との間に形成される間隙部のことを言います。

2、燃焼室にスキッシュエリア を設けることにより、混合気に渦流を発生させる。

3、スキッシュエリア により発生する混合気の渦流の流速は、このスキッシュエリア の面積とその厚み(クリアランス)に大きく影響されます。面積が大きいほど、また、厚みが小さくなるほど流速は速くなります。

4、スキッシュ・エリアによる渦流は、燃焼行程における火災伝播の速度を高め、混合気の燃焼時間の短縮を図ることで、最高燃焼ガス温度の上昇を抑制する働きがあります。

5、斜めスキッシュエリア は、一般的なスキッシュエリア をさらに発展させたものです。斜め形状にすることにより、吸入通路からの吸気がスムーズになり、より強い渦流が得られます。

1、アルミニウム合金ピストンいついて、シリコンの含有量の多いものを高ケイ素アルミニウム合金ピストン、これより含有量の少ないものをローエックス・ピストンと呼びます。

2、ピストンいは次のような工夫を施されています。ピストン頭部に斜めスキッシュ・エリアを設け、混合気の渦流を発生させる。圧縮圧力を高めるため、ピストン頭部にバルブの逃げを設けられている。

1、ピストンに力Fが作用すると、コンロッド方向の力Fcと水平の反対方向の力Fnに分けられます。Fnはサイド・スラストと呼ばれ、ピストンの打音(スラップ音)やシリンダの偏摩耗の原因になります。

2、オフセット・ピストンは、ピストンの打音防止のため、ピストン・ピン中心位置より右または左へわずかにオフセットしたものを言います。

3、ピストンが熱膨張する前の状態(冷間時)では、ピストンのクリアランス(ピストンとシリンダ の隙間)も大きいため、ピストンスラップが発生しやすくなります。

1、ピストンリング には、耐摩耗性、強靭性、耐熱性及びオイル保持性などが要求されます。

2、一般にコンプレッションリングの材料は、特殊鋳鉄または炭素鋼で、オイル・リングは炭素鋼で作られています。

3、ピストンリング の表面硬化処理としては、リングの外周面及び上下面に硬質クロムメッキを施したものが一般的です。硬質クロムめっきを施したりリングは、耐摩耗性及び熱伝導性などが優れています。

4、コンプレッションリングは、異常現象(フラッタ現象)を某日するために、リング幅を狭くして面圧を増やす傾向があるがあります。

1、コンプレッションリングは、シリンダ壁面とピストンとの間の気密を保つ働きと、燃焼によりピストンが受ける熱をシリンダに伝える役目をしています。

2、バレル・フェス型は、摺動面が円弧状になっており、初期馴なじみの際の異常摩耗が少ないという特徴があります。

1、スカッフ現象:シリンダ壁面の油膜が切れてリングとシリンダ壁面が直接接触し、リングやシリンダの表面に引っ掻き傷ができることを言います。この現象は、オイルの不良やかどの荷重が加わった時、あるいはオーバヒートした場合などに発生しやすくなります。

2、スティック現象:カーボンやスラッジ(燃焼生成物)が固まってシリンダ が動かなくなることを言います。この結果、気密性や油かき性能が悪くなり、オイル上がりや出力低下を起こします。

3、フラッタ現象:ピストン・リングがリング溝と密着せずに浮き上がる現象を言います。ピストンリング 、ピストンお良いシリンダ壁面との機密が損なわれ。ピストン・リングの上下面に作用する圧縮圧力による力によりピストンリングの慣性力の方が上回ると発生します。コンプレッションリングやシリンダ 壁面が磨耗すると起こりやすくなります。この現象は、ピストン・リングの拡張力が小さいほど、ピストンリング 幅が厚いほど、また、ピストン速度が速いほど起こりやすくなります。フラッタ現象が起こると、ピストンリング の機能が損なわれるため、ガス漏れによるエンジン出力の低下、オイル消費量の増大、リング溝及びリング上下面の異常摩耗などが促進します。

コンロッド・ベアリングに要求される性質

1、非焼き付き性とは、ベアリングとクランクピンに金属接触が起きた場合に、ベアリングが焼き付きにくい性質を言います。

2、なじみ性とは、ベアリングをクランク・ピンに組み付けた場合に、最初はあたりが幾分悪くても過ぎにクランク・ピンになじむ性質を言います。

3、埋没性とは、異物などをベアリングの表面に埋め込んでしまう性質をいいます。したがって、埋没性の良いベアリングは、クランクピンに傷をつけにくくなります。

4、耐食性とは、酸などにより腐食されにくい性質を言います。

5、耐疲労性とは、ベアリングに繰り返し荷重が加えられても、その機械的性質が変化しにくい性質を言います。コンロッド・ベアリングのように加わる力の方向が変化する場合、耐疲労性が重要となります。

コンロッドベアリングには、トリメタル、アルミニウム合金メタルなどがあります。

1、トリメタル(三層メタル)は、銅に20〜30%の鉛を加えた合金を鋼製裏金に焼結し、その上に鉛とすずの合金または鉛とインジウムの合金をメッキしたものです。ケルメット・メタルの機械的強度(耐疲労性、耐衝撃性など)を生かし、その欠点であるなじみ性、埋没性の悪さなどを、鉛とすずの合金または鉛とインジウムの合金により補ったものです。

2、アルミニウム合金メタルは、アルミニウムに10〜20%のすずを加えた合金です。耐食性、耐疲労性に優れ、許容温度も高く、メタルの幅も他のメタルに比べて20%ぐらい狭くなっています。ただし、すずの含有量の高いものは耐摩耗性に優れていますが、熱膨張率が大きいため、オイル・クリアランスを大きく取る必要があります。

3、コンロッドベアリングには、一般にスタンダード・サイズの他に、クランクピンの摩耗による減寸に備えて、アンダサイズのものが用意されています。

コンロッド・ベアリングの肉厚は、一般に、中央部(上下方向)の肉厚に対して合わせ面(水平方向)を薄くしてあります。これは次の理由によります。

1、ベアリングに加わる力は上下方向が大きく、また、衝撃による打音などを防止するために上下方向のクリアランスをあまり大きくできない。

2、そのため、潤滑作用を高める面から水平方向の内径を大きくしている。

3、ベアリングとクランク・ピンの組み付けを容易にするため。

クラッシュ・ハイト、コンロッド・ベアリングの機能を維持するためには、クラッシュ・ハイトと張りが必要です。

クラッシュ・ハイトとは、ベアリングの外周の寸法とベアリング内周の寸法の差を言います。ベアリングを組み付けた際、ベアリングの高さがベアリング・ハウジング面より少し突き出る量がクラッシュ・ハイトとなります。これは、ベアリングの締め代となります。

1、クラッシュ・ハイトが大きすぎると、ベアリングにたわみが生じて局部的に荷重がかかるため、ベアリングの早期疲労や破損の原因となります。

2、ベアリング・ハイトが小さすぎると、コンロッドのキャップ・ボルトを締め付けても、ベアリング・ハウジングとベアリングの裏金との密着が悪くなり、熱伝導が不良となるため、焼き付きなどを起こす原因となります。

張りとは、ベアリングの自由状態の寸法がベアリング・ハウジング直径よりも大きいことを言います。

張りは、ベアリングを組み付ける際、圧縮されるにつれてベアリングが内側に曲がり込むのを防止する。すなわち、ベアリング・ハウジングに対してベアリングの密着を良くするためのものです。

クランクシャフトの材料には、炭素鋼、特殊鋼、特殊鋳鉄が使われています。

クランクシャフトは鍛造のものと鋳造のものがありますが、一般に鍛造のものが用いられています。

ジャーナル及びクランク・ピン部の反対側にはバランス・ウェイトが取り付けてあります。バランス・ウェイトには穴が開けられ、バランスの微調整が施されています。

鋳造のものの中には、軽量化を図るためピン及びジャーナル部を中空にしたものがあります。

トーショナル・ダンパ、クランクシャフトには、燃焼ガス圧力によるトルクの変化によってねじり振動が生じます。このねじり振動を吸収するため、トーショナル・ダンパをクランクシャフトの前端のプーリに設けています。

潤滑装置の働きには、オイルの圧送、濾過、冷却、循環、油圧の制御などがあります。

オイル・パン内のオイルは、オイル・ストレーナで比較的大きな異物が取り除かれ、オイル・ポンプで圧送されます。次にオイル・フィルタでさらに異物が取り除かれオイル・ギャラリに送られます。オイル・ギャラリに送られたオイルは、各部の潤滑や、作動に用いられます。

オイル・ストレーは、オイル・パン内のオイルをオイル・ポンプで吸い上げる際、比較的大きな遺物を取り除くこし器です。

エンジン・オイルの消費量が多くなる原因として、不適切なものは次のうちどれか? → エンジンの本体のバルブ・タイミングの狂い。 → バルブ・タイミングの狂いで、エンジン・オイルの消費量が多くなることはない。バルブ・タイミングが狂っていると出力不足、アイドリングまたは低速回転が円滑でない、などの不具合が起きる。また、大きくズレしている場合、始動困難となる。

エンジン・オイルの消費量が多い

1、エンジン・オイルの消費量が多くなる原因として、オイル漏れ、オイル上がり、オイル下がりなどが考えられます。また、ブローバイ・ガス還元装置からのオイル流入も考えられます。

2、オイル上がりか、オイル下がりかの診断は、次の手順で行います。

改め圧縮圧力を測定しておく。

エンジン・オイルをスパーク・プラグ取り付け穴から1〜2cm^3注入する。

再度圧縮圧力を測定する。測定値が高くなる場合、シリンダとピストン間の密着が良くなるためで、オイル上がりが原因と考えられる。測定値が変化しない場合、オイル下がりが原因と考えられる。

潤滑装置の推定原因

1、オイル・フィルタの都立の緩み及びオイル・シートまたは0リングの不良。

2、オイル・パンのドレーン・プラグの締め付けの緩みまたはパッキンの不良

3、オイル・パンの取り付けの緩みまたはパッキンの不良。

4、オイル・パイプの接続の緩みまたはパイプの亀裂。

エンジンの本体の推定原因

1シリンダ・ヘッド及びカバーなどのパッキン及びオイル・シールの不良。

2、ピストン・リングの摩耗、破損又は固着。

3、シリンダ及びピストンの摩耗または損傷。

4、バルブ・ステムおよびバルブ・ガイドの摩耗。

5、バルブ・ステム・オイル・シールの不良。

付属装置の推定原因

PCVバルブの原因

エンジン始動困難(スタータは正常)

エンジンの始動困難(スタータ正常)の推定原因として、不適切なものは次のうちどれか? → ノック・センサの不良。

1、シリンダ・ピストン及びピストン・リングの摩耗が限度を超えていると、コンプレッション不良でエンジン始動困難となる。

2、フューエル・フィルタ、パイプの詰まりがあると、適切な混合気が作れないため、エンジン始動困難となる。

3、エアの吸い込みがあると、始動時噴射から始動後噴射に移行する際、吸入空気量を正しく検出できないため、エンジン始動困難となることがある。

4、ノック・センサはエンジンのノッキングを検出するもので、不良であってもエンジンは始動できる。ただし、点火時期の進角制御が停止されることがある。

エンジンの始動困難(スタータ正常)

燃料系統の推定原因

燃料系統の推定原因

1、燃料切れ。

2、フューエル・フィルタ、パイプの詰まり及び亀裂

3、プレッシャ・レギュレータの不良

4、フューエル・ポンプ系統の不良

5、インジェクタの不良

点火時期の推定原因

1、スパーク・プラグの不良

2、バッテリの不良

3、点火時期の不良

4、イグニション・コイル系統の不良

制御系統の推定原因

1、バキューム・センサまたはエア・フロー・メータ系統の不良

2、水温センサ系統の不良

3、クランク角センサ系統の不良

4、カム角センサ系統の不良

5、電子制御式スロットル・バルブまたはISCV系統の不良

6、ECUの不良

エンジン本体の推定原因

1、シリンダ、ピストンおよびピストン・リングの摩耗または損傷。

2、シリンダ・ヘッド・ガスケットの損傷。

3、バルブ・ステムの焼き付き。

4、バルブとバルブ・シートの密着不良。

5、ピストン・リングの固着。

6、バルブ・タイミングの狂い。

7、ピストン・クリアランスの不良。

8、バルブ・スプリングのすい損または。

9、吸気系統からのエアの吸い込み。

10、オーバヒート。

燃焼過程

図に示すガソリン・エンジンにおける燃焼と圧力変化に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか? → B点から本格的に燃焼が広がり、C点からでシリンダ内で最高圧力になると同時に燃焼が終了する。

1、吸入行程で吸入された混合気は、圧縮行程で生じる圧縮熱によって温度が約400度まで上昇し、点火されやすい状態となります。

2、A点で点火すると、まず点火部を中心とする小範囲の混合気が燃焼を起こし、その燃焼熱によってB点から急速に火災伝播して急激な燃焼が行われます。すなわち、AーB間は点火された部分の混合気が燃焼。拡大して燃焼を継続し得るだけの火災核を形成する期間であり、熱の発生、圧力の上昇も少なく燃料の性質および空燃比に左右されます。また、圧力、温度が高くなると、この期間は短くなる傾向があります。

3、火災核の燃焼熱によって、B点から本格的燃焼が広がりC点で最高圧力となります。ただし、燃焼はまだ完了せず、燃焼行程のD点で燃焼を終えます。

動力伝達装置

クラッチ

マニュアル・トランスミッションのクラッチの伝達トルク容量に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか? → 一般にクラッチの伝達のトルク容量は、エンジンの最大トルク1.2〜2.5倍に設定されており、トラックやバスよりも乗用車の方が、ジーゼル自動車よりもガソリン自動車の方が余裕係数は大きくしてある。

伝達トルク容量の余裕係数は、乗用車よりトラックやバスの方が、ガソリン自動車よりジーゼル自動車の方が大きくしてある。

クラッチの伝達トルク容量は、クラッチを介して入力側から出力側に伝えることのできる最大トルクを表し、単位はN・mを使います。

伝達トルク容量は、スプリングによる圧着力、摩擦板の摩擦係数、摩擦面の有効半径及び摩擦面積に関係してきます。

クラッチの伝達トルク容量が、エンジンのトルクに比べて過大であると、クラッチの操作が難しく、接続がきゅうになりがちで、エンジンが停止しやすくなります。

逆に、クラッチの伝達トルク容量が過小であると、接続はやわらになりますが、滑りが増加して発熱量が大きくなり、フェーシングの摩耗量が急増します。

このため、クラッチの伝達トルク容量は、エンジンの最大トルク、自動車の種類などを考慮して、一般にエンジンの最大トルクの1.2〜2.5倍(これを余裕係数という)に設定しています。自動車質量が大きいほど、また、エンジンの慣性モーメントが大きい車両ほどクラッチへ負荷は大きくなるため、乗用車よりもトラックやバスの方が、ガソリン自動車よりジーゼル自動車の方が余裕係数は大きくしてあります。

ダイヤフラム・スプリング式クラッチのクラッチ・スプリングに関する記述として、下の(イ)〜(ハ)の正誤の組み合わせのうち適切なものはどれか?

プレッシャ・プレトートに作用するバネ力が均一である。 ●

クラッチ・ディスクの摩耗によるバネ力の変化が大きい。 ✖︎

高速回転時、遠心力によるバネ力の減少が大きい。 ✖︎

ダイヤフラム・スプリングを持ちたクラッチ・スプリングに関する次の文章に当てはまるものとして、下の組み合わせのうち、適切なものはどれか?

ダイヤ府村・スプリングを用いたクラッチ・スプリングは、コイル・スプリングを用いたクラッチ・スプリングと比較して、クラッチ・ディスクの摩耗によるバネ力の変化が少なく、高速回転時の遠心力によるバネ力の減少が少ないなどの特徴がある。

ダイヤフラム・スプリングの特徴

1、反り返る特性があるため、クラッチ・ペダルのとう力を小さくできる。

2、クラッチ・ディスクの摩耗によるバネ力の変化が少ない。

3、高速回転時、遠心力によるバネ力の減少が少ない。(遠心力による変形がわずかである)

4、プレッシャ・プレートに作用するバネ力が均一である。

クラッチの不具合

油圧式クラッチで、クラッチのきれが悪い原因として、適切なものは次のうちどれか? → 油圧系統にエアが混入している。

ダンパスプリングがすいそんしていると、間欠的ビビリ振動を起こす原因となる。

クラッチ・フェーシングが表面硬化していると摩耗係数が一様でなくなるため、ジャダの原因となる。

クラッチ・スプリングがすいそんしていると、滑りの原因となる。

クラッチの切れ不良

1、クラッチの切れ不良は、プレッシャ・プレートの移動量が少なくなり、クラッチ・ディスクがフライホイール及びプレッシャ・プレートから離れにくくなることで発生します。

2、クラッチの切れが悪いと、ギヤを入れる際に「ガリガリ」とぎやなりを生じて、ギヤの入りが悪くなったり、シフト操作が困難になります。

3、次の原因が考えられます。

クラッチ・ペダルの遊びが過大(プレッシャ・プレートを十分に引き戻すことができないため)

液漏れ(圧力を発生させることができないため)

クラッチの油圧系統にエアの混入(十分な圧力を発生できないため)

クラッチ・ディスクのフレ(クラッチを切った状態でもフライホイールと一部、接触している部分があるため)

クラッチ・ディスク・ハブのスプライン部の摩耗または錆びつき

クラッチの滑り

1、クラッチの滑りとは、規定の力でクラッチ・ディスクが押し付けられていなかったり、クラッチ・フェーシングの摩耗係数が低くなることで発生します。

2、次の原因が考えられます。

クラッチ・ペダルに遊びがない。

クラッチ・フェーシングにオイルの付着

クラッチ・フェーシングの摩耗

クラッチ・スプリングの衰損

A/Tトルク・コンバータ

前進4段のロック・アップ機構付き電子制御式A/Tのトルク・コンバータに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか? →

トルク・コンバータの性能に関する記述として、適切なものが次のうちどれか? →

トルク・コンバータの性能に関する記述として、適切なものが次のうちどれか? →

トルク・コンバータの性能に関する記述として、不適切なものが次のうちどれか? →

前進4段のロック・アップ機構付き電子制御式A/Tのトルク・コンバータに関する次の文章に当てはまるものとして、下の組み合わせのうち、適切なものはどれか? →

ステーたによるトルクの増大

1、エンジンが回転すると、ポンプ・インペラのオイルは遠心力により加速されます。このオイルの流れは、タービン・ランナの羽に突き当たり、まず衝撃力によって回転させた後、羽に沿って流れます。そして、タービン・ランナを流れ出る時の反動力によってもタービン・ライナを回転させています。しかし、タービン・ライナから流出したオイルは、まだ相当の残留エネルギを持っている。

2、この残留エネルギを有効に活用するために設けられているのがステータです。ステータは、タービン・ランナから流出したオイルをポンプ・インペラの回転を助ける方向に運び、トルクの増大を図っています。

3、ポンプ・インペラの回転に対し、タービン・ランナの回転が低い時ほど、ポンプ・インペラに戻される残留エネルギは大きく、トルク・コンバータで増大されるトルクも大きくなります。

4、タービン・ランナの回転が速くなってくると、タービン・ランナから流出するオイルの流れは徐々に向きを変え、ステータの裏側に当たるようになります。そのため、ここを境にして効率が下がります。そこで、オイルがステータのはねの裏側に当たるようになると、ステータに取り付けられたワンウェイ・クラッチによって、ステータ自身が空転する構造にしてあります。

5、ステータが空転し始める点をクラッチ・ポイントと言います。また、これ以降をカップリング・レンジと言います。カップリング・レンジでは、フルード・カップリングと同様の作用をするため、トルクの増大作用はなくなります。

6、フルード・カップリングは、2台の閃風機を起き、片方だけスイッチを入れるともう一方の閃風機も回転し始めることで、その原理を説明できます。せん風機の場合、空気で動力を伝達しますが、フルード・カップリングはフルードで伝達します。一方、トルク・コンバータは回された閃風機の背後にまだ風圧として残っているエネルギを再利用して、トルクを増大させるものです。

プロペラ・シャフト

プロペラ・シャフトに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか? → プロプラ・シャフトの曲がりの点検には、定盤とシックネス・ゲージが用いられる。

!曲がりの点検は、Vブロックとダイヤル・ゲージを用いる。

危険回転速度

1、プロペラ・シャフトは、エンジンの強力なトルクを伝えるため、強くねじられます。一方で、シャフト自身の弾性により直ちに元に戻ろうとします。そのため、これらの作用によりプロペラ・シャフトにはねじり振動が発生します。さらに、ペロペラ・シャフトの重力による曲がり振動も発生します。

2、これらの振動が重なると、唸りを生じるような激しい共振が起こります。これの共振が起こる時の回転速度を、ペロペラ・シャフトの危険回転速度と言います。

3、危険回転速度は、ユニバーサル・ジョイント間のシャフトの長さが長いほど低くなります。

4、トランスミッションから駆動軸までの距離が長い大型車、または高性能車などでは、ペロペラ・シャフトを2本、3本に分割りして用いています。

ペロペラ・シャフトの点検

1、プロペラ・シャフト単体の曲がり点検は、両端をVブロックの上に載せ、中央部にダイヤル・ゲージを当てた状態にし、シャフトを静かに回して曲がり量を測定することで行います。

2、曲がり量は、ダイヤル・ゲージの読み(振れ)の2分の1です。

3、プロペラ・シャフトに不具合があると、多くの場合、走行中のボデー振動や、発進時及び漫行時の異音となって現れます。この振動は、プロペラ・シャフトの回転による遠心力がボデーに伝わってくるため、車速と大きな関係があります。ただし、リヤ・アクスルなどの足回りの各部品の固有振動と同調して、特定の回転域で振動となって現れる場合も大きくあります。

4、プロペラ・シャフトにアンバランスがあったり、振れがあると、振動発生の大きな原因となります。このため、バランス・ウェイトの取り付け状態に注意する必要があります。

5、プロペラ・シャフトの振れは、コンパニオン・フランジの取り付け面の不良による場合も考えられるため、プロペラ・シャフト単体の点検だけでなく、取り付けた状態でも点検する必要がある。

6、小ンパニオン・フランジは、FR車のファイナル・ギヤにおいて、トライブ・シャフトのフランジ・ヨークとボルトによって接合するつばのある部品です。円筒部の内側には、ドライブ・ピニオンとかん合するためスプラインが付けられています。

ジョイント

ユニバーサル・ジョイントに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか? → プロプラ・シャフト両端のヨークの向きは、トルク変動を吸収するため90度ずれている。

ユニバーサル・ジョイントに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか? → フック・ジョイントは、バーフィールド型ジョイントに比べて、駆動軸と受動軸が作る角度の大きい部分に用いられる。

フック・ジョイント

1、フック・ジョイントは、プロプラ・シャフトに用いられます。入力側と出力側の二つのヨークおよびこれらを結合するパイダ、ニードル・ペアリングなどから構成されています。

2、フック・ジョイントは、構造が簡単で摩耗も少ないという長所があります。その反面、構造上、駆動軸と受動軸がある角度を持って回転すると、駆動軸に対し受動軸の回転角度が変化するため、駆動軸と受動軸の回転速度及びトルクの変動するという短所があります。

3、この変動を吸収するために、それぞれ組み合わせるフック・ジョイントのヨークの向きを同じにしています。

4、これによって、プロプラ・シャフろに生じる回転速度の変動が打ち消され、円滑に動力が伝達されます。しかし、駆動軸に対する受動軸の角度が大きくなりすぎると、ヨークの向きを同じにしても、回転速度の変動を打ち消すことができるなくなります。そのため、プロペラ・シャフトのような比較的角度変化の少ないものに用いられます。

等速ジョイント

1、等速ジョイントは、構造が複雑になる反面、駆動軸と受動軸の回転速度変化を起こさない工夫がなされています。

2、FF車のドライブ・シャフトなど、大きな角度で動力を伝達する部分に用いられています。バーフィールド型が広く使われています。

3、バーフィールド型ジョイントは、交角に関係なくボールが常に駆動軸と受動軸の二等分面上に位置するようになっています。そのため、両軸は常に等しい角速度で回転することになります。

4、ボリポート型ジョイントでスライド式のものは、三つ又の型をしたスパイダに三個のローラを嵌め込み、これと噛み合うハウジングで動力の伝達をする構造となっています。ハウンジング内をローラが案内溝方向に滑りながら転がるため、タイヤの上下動による軸方向の長さのげんかを吸収できます。

ディファレンシャル

FR車のフィイナル・ギヤには及びディファレンシャル に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか? → ドライブ・ピニオンお軸受には、駆動時に大きなスラスト荷重が発生するので、ツバ付き半割型プレーン・ベアリングが用いられている。

1、FR車のファイナル・ギヤは、ドライブ・ピニオンとリング・ギヤで構成されている。

2、ドライブ・ピニオンは、前後2個のテーパ・ローラ・ベアリングで支えられてギヤ・キャリアに組み込まれ、リング・ギヤと噛み合っています。

3、ファイナル・ギヤには、スパイラル・ベベル・ギヤまたはハイポイド・ギヤが用いられています。

4、スパイラル・ベベル・ギヤは、トライブ・ピニオンの軸とリング・ギヤの軸が交わっており、それぞれの歯は斜めにねじれています。このギヤは、回転が円滑で振動や騒音が少なく、製作も比較的簡単であることから、中、大型トラックに用いられています。

5、一方、ハイポイド・ギヤは、スパイラル・ベベル・ギヤと歯形は同じであるものの、ドライブ・ピニオンとリング・ギヤの軸が交わらず、オフセットして噛み合わせてあります。このギヤは、スパイラル・ベベル・ギヤと比較すると次のような特徴があります。

1、ドライブ・ピニオンをオフセットしているため、プロペラ・シャフトの位置を低くすることができる。この結果、車両の重心が下がり安定性が増やす。

2、仮に、スパイラル・ベベル・ギヤと減速比を等しくし、リング・ギヤの大きさを同じにした場合、ドライブ・ピニオンを大きくすることができるため、その分、接触面積が増加して強度が増やす。

3、潤滑油は、一般に極圧性の高いハイポイド・ギヤ・オイルを用いる。

6、ハイポイド・ギヤは、乗用車から大型トラックまで幅広く持ちいらています。

サスペンション

ボデーの揺動に関する記述として、適切なものは次のうちどれか? → 図のAはピッチング、Cはローリングである。

ボデーの揺動

ボデーには、上下揺動の他に、X軸を中心としてローリング、Y軸を中心としたピッチング及びZ軸を中心としたヨーイングなどの揺動が起こります。

上下しんどう

1、ボデーは、シャシ・スプリングで支えられているためスプリングのバネ定数tボデーの質量がによって決まる上下の固有振動数を持っています。

2、路面からボデーに伝わる振動の周期と固有振動数が一致すると、狂信を起こしてボデーの振動が大きくなります。

3、ボデーの上下動は、振動数が多いと乗員に不快感を与え、逆にあまり少ないと緩やかに振動するため車酔いを起こしやすくなります。一般に固有振動数は、1.3〜2.5Hzに設定されています。

4、Hzは1秒当たりの振動数を表し、数が多いほど激しい振動となります。

ノッキング

ノッキングを防止するための対策に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか?